『ナショナル・トレジャー』レビュー

嗚呼、ニコラス・ケイジ

──太古の昔より、至高の権力の下を転々とした<秘宝>。それは、独立戦争中に忽然とその姿を消した──

オープニング、物語の行く末を決定する、主人公の子供時代のエピソードが明け、現在の主人公がアップになった瞬間が、まずは最初のクライマックスだ。主人公を演じるニコラス・ケイジの顔がアップになった瞬間、私は思わず破顔一笑した。馬鹿にした笑いではない、「いよっ、まってました!」である。そう、私はニコラス・ケイジが大好きなのだ。あの顔がイイ。哀愁が漂うハゲかけた頭、どこか頼りなげな表情、なのに何故だか男前…。と言う訳で、一も二もなく『ナショナル・トレジャー』を観てきました。

『ナショナル・トレジャー』は、『インディ・ジョーンズ』や『ハムナプトラ』などに連なるトレジャー・ハント・ムービーなのですが、秘宝を求める舞台がインドやエジプトではなく、アメリカ国内であるところが新しい。国立公文書館や独立記念館など、まるで観光名所巡りのように進み、日常の裏に隠された秘密といったおもむきが、興味を最後まで持続させる。それらのシークエンスは「アメリカ人ならもっと楽しめるだろうな」と思わせる向きもあるが、本作がアメリカ映画である以上は仕方がないだろう。

『トロイ』出演で人気上昇中のダイアン・クルーガーの美貌や、 脇を固めるハーヴェイ・カイテルの渋い演技も見所。2時間11分の上映時間は多少長く感じたが、クライマックスの気持ちが良い展開でそれも払拭された(ちなみにクライマックスで私は少しウルッとしたが、そんな人は極少数だろう)。

ディズニー映画だけあって、暴力やセックス描写の排除が徹底しているあたりが賛否が分かれるところだが、ファミリームービーに強い刺激を求めても仕様がない。これはこれで楽しみましょう。

評点(10点満点)

【7点】ニコラス・ケイジが好きならおすすめ。

シリーズ

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発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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