映画レビュー #04

更新の新しい順

『Vフォー・ヴェンデッタ』‐超現実によって浮き彫りにされる現実

 

アクション映画のマイルストーンになった『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が製作と脚本を手掛けた新作と聞いたら、観ないわけにはいかないだろう(監督はジェームズ・マクティーグ)。あれほどの作品の後にどんな作品を作るのだろうと、興味津々で鑑賞した....

『Vフォー・ヴェンデッタ』レビューの続きを読む
『リバティーン』‐自由とは何か

 

『リバティーン』は、王政復古期の17世紀イギリスに実在した詩人ロチェスター伯爵の伝記物語。冒頭のロチェスター伯爵のモノローグから始まる本作は、重厚でとても見ごたえのある映画だ。残された記録に基づいた物語なので、歴史映画的側面もあり、時代背景を....

『リバティーン』レビューの続きを読む
『プロデューサーズ』‐ブロードウェイを疑似体験

 

『プロデューサーズ』はミュージカル映画。日本では今ひとつ人気のないジャンルですが、本作は食わず嫌いするのは勿体無い、なかなかの良作でした。───1959年のニューヨーク。作品がコケたほうが儲かるカラクリを会計士から聞いた落ち目の舞台プロデューサーは....

『プロデューサーズ』レビューの続きを読む
『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』‐忠犬グルミット!

 

大好きな『ウォレスとグルミット』シリーズの待ちにまった新作。『野菜畑で大ピンチ!』は、膨れ上がった期待を裏切らない快作でした。───年に一度の「巨大野菜コンテスト」まであと数日。発明家ウォレスと相棒犬グルミットは害虫駆除の仕事で活躍していた。ある夜....

『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』レビューの続きを読む
『ラストデイズ』‐たとえ錆尽きたとしても

 

この映画をきちんと受け止めるためには、物語の出自を誤解してはならない。カート・コバーンの自殺から着想を得た作品ではあるが、伝記ではない。あくまでフィクションだ。主人公は「ブレイク」という青年であって、「カート」ではないことを理解しておかなければ....

『ラストデイズ』レビューの続きを読む
『エミリー・ローズ』‐神のみぞ知る真実

 

まず最初に断っておかなければならないのは、この映画は「ホラー要素のある法廷劇」であって、「法廷劇の要素があるホラー映画」ではないということ。お化け屋敷的なイベントムービーを期待して観ると肩透かしを食らうかもしれない。───何かが焦げる匂いで目を覚ました....

『エミリー・ローズ』レビューの続きを読む
『CASSHERN/キャシャーン』‐キャシャーンがやらねば…

 

予告を観る限り面白そうでもあるし、つまらなそうでもある。そんな映画なので期待半分不安半分で鑑賞。結果から言えば、なかなか楽しめました。 ───終わりの見えない戦争がつづき、荒れ果てた世界。そんな中、人間のあらゆる部位を自在に造り出す「新造細胞」の実験....

『CASSHERN/キャシャーン』レビューの続きを読む
『ロード・オブ・ウォー』‐職業、武器商人

 

私はニコラス・ケイジが大大大好き。と言うわけで、映画『ロード・オブ・ウォー』を観ました。ふふふ、やっぱりニコラス・ケイジは良い!!かもし出している雰囲気が、なんとも映画的。映画に出演するために生まれてた人なんだな、多分。本作は実話をベースにした....

『ロード・オブ・ウォー』レビューの続きを読む
『SAW2/ソウ2』‐新たなジグソウパズル

 

公開と同時に熱狂的なファンを獲得したソリッド・シチュエーション・スリラー『SAW/ソウ』の続編がいよいよ登場した。前作に引き続きサディスティックで残酷なゲームに否応もなく参加させられる犠牲者たち。果たしてゲームの終着地点に待ち受ける真実とは....

『SAW2/ソウ2』レビューの続きを読む
『ティム・バートンのコープスブライド』‐骨まで愛して

 

ティム・バートンが監督で、しかもストップモーション・アニメ!『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』好きとしては、観ないわけにはいかない!と鑑賞してきました。 うん、なかなか楽しめました。 興味深かったのは、自ら監督を手掛けた本作より、原案と....

『ティム・バートンのコープスブライド』レビューの続きを読む
『シン・シティ』‐グリーン・スクリーンが映し出す光と闇

 

アメコミが原作の作品を乱発しているアメリカ映画界。『シン・シティ』もグラフィック・ノベルの映画化だが凡百のアメコミ映画とはわけが違う。刺激を抑えたファミリー・ムービーではなく、オッパイと暴力を満載した大人向けの映画なのだ。───犯罪者、落ちぶれたビッチ....

『シン・シティ』レビューの続きを読む
『銀河ヒッチハイク・ガイド』‐DON'T PANIC

 

ネットで見かけるレビューでは、賛否両論の『銀河ヒッチハイク・ガイド』。メタクソにけなしている人も少なからずいましたが、いやいや、この映画は面白いですよ!奇想天外なストーリーをきちんとまとめ上げており、傑作の部類に入る出来栄えです。完成度の高いVFXに....

『銀河ヒッチハイク・ガイド』レビューの続きを読む
『パーティ★モンスター』‐僕をファビュラスにして…

 

舞台は90年代初頭のニューヨークのクラブシーン。クラブといっても音楽マニアが集うハコではなく、もっと猥雑で過激なパーティが繰り広げられていて、ドラッグが蔓延している退廃的なクラブ。ゲイもストレートもバイセクシャルも皆きらびやかで奇抜なファッションに....

『パーティ★モンスター』レビューの続きを読む
『1.0 【ワン・ポイント・オー】』‐その選択は誰がくだした?

 

───老朽化したアパートに住むプログラマーのサイモン(ジェレミー・シスト)が部屋に帰ると、見覚えのない箱が置かれていた。開けてみると中身は空。その空き箱は、何度捨てても気が付くと部屋に置いてある。時を同じくしてアパート全体に不穏な何かが起きつつあった───....

『1.0 【ワン・ポイント・オー】』レビュー&解説の続きを読む
『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』‐暗黒の仮面

 

「オチを知っている映画を果たして楽しめるだろうか」と、本作を鑑賞する前は不安だった。アナキン・スカイウォーカーと共和国の命運が尽きることは、エピソードⅣ・Ⅴ・Ⅵで既に明らかにされている。しかし、その不安は杞憂にすぎなかった。アナキンの末路を....

『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』レビューの続きを読む
『ダニー・ザ・ドッグ』‐その力は守るためにある

 

『グラン・ブルー』、『レオン』と名作を連発して一世を風靡したリュック・ベッソン。しかし、1999年の『ジャンヌ・ダルク』以降に監督作は無く、鳴りを潜めている・・・かのようだが、実のところ脚本を量産していて、その数は00年代に入ってから10本も....

『ダニー・ザ・ドッグ』レビューの続きを読む
『50回目のファースト・キス』‐毎日あなたに恋をする

 

『50回目のファースト・キス』といっても50人とキスするわけではない。一人の相手と、50回のファースト・キス。なぜなら、ヒロインは....
本文ではヒロインのある特性に触れています。一切の前情報なしで本編を鑑賞したい方はご注意ください。

『50回目のファースト・キス』レビューの続きを読む
『パンチドランク・ラブ』‐一目惚れを信じるか?

 

『パンチドランク・ラブ』というタイトルを見て、さぞかし酩酊感のあるドラッギーな映画なんだろうと、勝手に思い込んで劇場に足を運んだのだが、実際にはなんともチャーミングなラブストーリーだった。そもそも“Punch-Drunk Love”とは、一目惚れの意味....

『パンチドランク・ラブ』レビューの続きを読む
『バタフライ・エフェクト』‐運命は存在するか?

 

「一匹の蝶の羽ばたきが、地球の裏側で竜巻になることもある」初期条件の小さな差が、次第に大きく、不確実になり、ついには予測不能となるというカオス理論を、端的に説明する例え話として使われる『バタフライ・エフェクト』がタイトル。これだけで「ピン!」と....

『バタフライ・エフェクト』レビューの続きを読む
『スイミング・プール』‐水面に揺れる女の秘密

 

「僕は女が好きだ」とは本作の監督、フランソワ・オゾンの言葉だ。単なる「女好き(おんなずき)」ではなく、フランソワ・オゾンは純粋に「女が好き」なのだろう。それは『スイミング・プール』を観ればわかる。これだけ女性が美しくフィルムに収められている作品は....

『スイミング・プール』レビューの続きを読む

カテゴリー

サイト内検索

人気の記事

スポンサード リンク

ページの先頭へ戻る