映画レビュー

映画のレビューです。ネタバレがある場合は、文末に別けて掲載しています。

最近の記事

『アベンジャーズ』‐マーベル・シネマティック・ユニバース

 

マーベルのスーパーヒーローたちが大集合!とだけ聞くと、安易なオールスター作品が思い浮ぶ。しかし、この映画『アベンジャーズ』は、ただの寄せ集めではない。なにせ遡ること4年、『アイアンマン』から始まる、4シリーズ5作品もの映画を足掛かりにして、じっくりと....

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『ダークナイト ライジング』‐夢見た結末

 

『ダークナイト』でバットマンのかたき役として登場したジョーカーは、ヒース・レジャーの神懸かったと演技と、映画公開前に彼が事故死したことによって、良くも悪くもリアルタイムで伝説的な存在になった。ダース・ベイダーやレクター博士に肩を並べる悪役のアイコン....

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『崖っぷちの男』‐○○大作戦

 

限定された状況下での極限状態を描くシチュエーション・スリラー映画。カナダから突如現れた映画『キューブ』が、このジャンルのブームに火を着けてから、様々なシチュエーションが舞台に選ばれてきた。棺桶、電話ボックス、老朽化したバスルーム……。そして新たに....

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『スノーホワイト』‐魔女の憂鬱

 

口から口へと語り継がれてきた童話は、口承ゆえの歪がある。その歪は、多様な解釈を生み、また残忍さを隠し持っている。かくしてグリム童話は、子供のみならず大人も惹きつける物語として、2世紀を経た今でも生まれ変わり続けている。そして、また新たに語り継げられる....

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『私が、生きる肌』‐これを愛と呼べるか

 

美しい顔立ちをした女が、遠目では全裸に見間違うような奇妙なボディースーツを身にまとい、ヨガに集中している。その部屋に並ぶオブジェは、切り刻んだ衣服が材料だ。インターフォン越しに彼女と連絡を取る年配の女はハウスキーパーだろうか。別室には....

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『ミッドナイト・イン・パリ』‐時の巡り合い

 

「昔はよかった」という懐古趣味が過ぎると、映像や書物でしか知らない「古きよき時代」にまで思いを馳せるようになる。でも、その時代は本当に「今」よりも素晴らしいのだろうか。───ハリウッドで成功を収めている脚本家のギルは、底の浅い娯楽作に辟易して....

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『ダーク・シャドウ』‐愚者の行進

 

ティム・バートンとジョニー・デップのコンビは、エドワード・シザーハンズから始まり、ウィリー・ウォンカ、マッドハッターと記憶に残るキャラクターを(再)創造してきた。このコンビが8作目に選んだのが、60年代に放送されていたアメリカの昼ドラを映画化した....

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『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』‐美女と車

 

変形ロボット玩具を実写化した映画『トランスフォーマー』は、世界中で大ヒットを記録。以降、コンスタントに続編が作られ、遂に完結編の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が登場した。───ザ・フォールーンとの死闘から数年。ディセプティコンの....

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『マイティ・ソー』‐むにょむにょ

 

アメコミ映画の勢いはとどまるところを知らず、アメリカの映画市場を席巻している。しかし、ここ日本での受けは今一つで、世紀の傑作である『ダークナイト』ですら大きくはヒットしなかった。本作『マイティ・ソー』もアメコミ映画だが、北欧神話がベースなため....

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『SUPER 8/スーパーエイト』‐既知との遭遇

 

J・J・エイブラムスは、テレビドラマ『LOST』や映画『クローバーフィールド』などの独創的な作品を手掛けた、ハリウッド随一の仕掛け人だ。しかし映画監督としては、『M:i:III』と『スター・トレック』という既存のシリーズ物しか撮っていない。そんな彼が....

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『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』‐コインの表裏

 

本国アメリカと日本での温度差が激しい、映画『X-MEN』シリーズ。しかしこのシリーズは、ヒーローと悪役の2人前後しか通常登場しない“超人”が多数登場する、バラエティに富んだ面白さがある。日本で大きくヒットしないのが口惜しく感じるくらいの良シリーズ....

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『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』‐お分かり?

 

ディズニーランドのアトラクションを実写映画化した『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、前作『ワールド・エンド』で大団円を迎え、3部作の幕を閉じた。ところが、「まだまだ観たい」という観客の声に応え──もしくは配給が「まだまだ稼げる」と考え....

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『ブラック・スワン』‐深淵を覗き込むとき、深淵もまた

 

自我のバランスを保つ客観性と冷静さは、ときに芸術家にとっての足かせとなる。忘我の境に入らなければ、表現できない極みもあるからだ。しかし、その極みはまた、著しくバランスを崩した危うさと背中合わせでもある。───プリマ・バレリーナのベスが引退し....

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『エンジェル ウォーズ』‐サッカーパンチ

 

2007年にサプライズヒットした映画『300』は、原作のグラフィックノベルさながらの映像を実写で具現した、エポックメイキングな作品だった。その『300』を監督したザック・スナイダーが満を持して完成させた、彼にとって初のオリジナル脚本となる映画が....

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『ファンタスティック Mr.FOX』‐野性の証明

 

人形を少しずつ動かして、1コマ1コマ丹念に撮影する人形アニメは、制作に膨大な手間暇が掛かるため、長編作品の数はそう多くない。ましてCGアニメが隆盛を極めている映画界では、人形アニメが占める割合は更に減っていくだろう。でも、人形アニメならではの....

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『ランナウェイズ』‐I Love Rock 'n' Roll

 

女にはロックもエレキギターも必要ない」なんて言われた時代があっただなんて、今となっては嘘みたいだ。ジョーン・ジェットは、ギターとシャウトで時代を切り開き、そんな風潮を過去へ押しやった立役者だ。彼女が70年代に率いた、ガールズロックバンドの....

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『ソーシャル・ネットワーク』‐ともだち

 

2004年にハーバード大学の学生用SNSとしてスタートしたFacebookは、現在ではその規模を拡大し、世界中で5億人を超えるユーザーがいると言われている。Facebookは、当時まだハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグの手によって....

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『スプライス』‐イヴの肋骨

 

SFホラー映画、なかでもクリーチャーものは、一部熱狂的な愛好者がいるジャンルの一つだ。それだけに、掘り尽くされた感もあるジャンルでもある。『キューブ』で映画ファンを熱狂させたヴィンチェンゾ・ナタリが満を持して完成させた『スプライス』は....

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『SAW7/ソウ ザ・ファイナル 3D』‐ゲームオーバー

 

映画史に残る衝撃のラストシーンから早6年。「思えば遠くへ来たもんだ」と目を細めたくなるくらいの時を経て、『SAW/ソウ』シリーズがいよいよ完結する。もはや期待感ではなく、シリーズファンとしての義務感を胸に抱いて映画館へ足を運んだのは....

『SAW7/ソウ ザ・ファイナル 3D』レビューの続きを読む
『SAW6/ソウ6』‐かごめかごめ

 

『エルム街の悪夢』しかり『13日の金曜日』しかり、得てしてホラー映画は数多くの続編が作られるものだが、こと『SAW/ソウ』に到っては、ホラーといってもスリラー/サスペンスの要素が強いから、シリーズを長く続けるのは難しい。手を替え品を替え、とうとう....

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