映画『ドライヴ』感想

2012年4月第2週

今月は、ド派手なブロックバスター映画の『ジョン・カーター』と『バトルシップ』と『タイタンの逆襲』が控えているので、その前にミニシアター系のガツンと来る作品でバランスを取るべく『ドライヴ』を観ました。

これが、ガツンどころかガゴンガゴンと頭を揺さぶられて、おまけに真綿で首を絞められるような凄まじい映画でした。

緊迫感と悪い予感が敷き詰められていて、観ていて息が詰まります。とはいえ、観客を嫌な気分にさせる胸糞悪い映画じゃありません。ハッピーな気分には到底なれないけど。

ストーリーはまったく違うけど、北野武の『アウトレイジ』が思い浮かびました。ただ、泥臭さが魅力だった『アウトレイジ』とは逆で、『ドライヴ』はとにかくクールです。

パンフレットによると、即興的に演出されたシーンも多いそうですが、緻密に練り上げられたとしか思えない、隙のない完成度です。スゴイ監督がいたもんですな。本作で、カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞したのも然もありなん。

映画のカラーを決定付けているのは、主演のライアン・ゴズリング。これまた良い役者です。演技力もさることながら、『ステイ』や『ラースと、その彼女』など、作品選びの趣味が合います。

監督にニコラス・ウィンディング・レフンを指名したのは、ライアン・ゴズリングだそうで、監督を見る目も確かなようです。

ニコラス監督の次回作もライアン・ゴズリングが主演なので、二人は相性も良いのでしょう。今から『Only God Forgives(原題)』が楽しみです。

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