横浜美術館『松井冬子展 世界中の子と友達になれる』感想

2012年2月第2週

横浜美術館は、普段の行動範囲内にある中でもっとも立派な美術館です。けれども、数年前の『GOTH展』で「もっと取り上げるべき作品が他にもあるでしょ!」と心底がっかりして、自分の趣味とはほとほと合わないと感じた美術館でもあります

それが!今回『松井冬子展 世界中の子と友達になれる』というストライクな展覧会が開催されたので、「たまにはやるじゃないか」と偉そうに観に行きました。

ストライクと言ったけど、松井冬子さん自身はどうにも苦手。

理屈くさい作品名。昇華しきれていないナルシシズム。メディアに登場してるときの微妙に浮ついた雰囲気……。

一定の評価を得た現在でも、まるで学生のような印象を受けます。

しかし、展覧会名にもなった“世界中の子と友達になれる”は、そんな斜めな見方をねじ伏せる魅力がありました。他の作品からは、欺瞞を感じることもありましたが、これは別格ですね。まさに決定打。

「内臓べろーん」みたいなあくどさがキャッチーだから、門外漢でも楽しめるはず。横浜デートに組み込んでみてはいかがでしょうか。期間は3月18日までです。

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