『眞鍋かをりのココだけの話』 エッセイ

眞鍋かをりは電気釦の夢を見るか?

よくあるテレビタレントの「〇〇フェチなんです」話は、単に異性のどこに魅力を感じるかを述べているだけで、本当のフェチとは違う。もともとフェチとは"フェティシズム=異常性欲の一つ"の略称であり、身体の一部のみならず、物品にも性的に異常な興奮を覚える態度のことだ。当然、万人が持っている嗜好ではないし、持っていたとしても、テレビなどで公に発言する類のものではない。ましてや女性タレントが告白するなんてことは考えられない。だがしかし、眞鍋かをりはあっけらかんとテレビで自分のフェティシズムを披露した。

彼女がテレビ東京の『やりにげコージー』に出演したとき、自分はボタン(押すボタンではなく、衣服の釦)フェチだと言い、普段どのようにボタンと戯れているかおもむろに実演し始めた。ハンカチに長めの糸でぶら下げるように付けたボタンを指でもてあそび、かじり、舐め、口に含み、顔に這わせ恍惚とした表情を浮かべる眞鍋かをりの姿態は、いやらしさや滑稽さを超越してなにやらありがたいものですらあった。

そんな浮世離れした彼女が日常を綴るブログを書籍化した『眞鍋かをりのココだけの話』は、ブログの女王と呼ばれていたのもダテじゃない面白さだ。賢さと天然さがバランス良く発露した文章で、ブロガーにとって「読ませる日記」のお手本になる一冊だろう。

評点(10点満点)

【6点】あえて紙媒体で読む必然性はないか。

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眞鍋かをりのココだけの話 (ココログブックス)
メディア:単行本
著者:眞鍋 かをり
マケプレ価格:¥ 700
発売元:インフォバーン
発売日:2005年08月27日
在庫状況:マケプレ在庫あり
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